眉毛下切開を受けようと考えている人にとって絶対に知っておきたい術後の経過、ダウンタイムのこと。腫れはどれくらい続くんだろう、どれくらい腫れるんだろう。痛みって常に痛いの?そんな眉毛下切開における術後のダウンタイムについてくわしく解説していきましょう。
そもそも、ダウンタイムって?
ダウンタイムとは、手術を受けてから回復するまでの期間のこと、日常生活に対し普通ではなく、何かしらの制限がかかる期間を言います。眉毛下切開の場合、強くひどい腫れと言うのは比較的少ないのですが、それでも一定の腫れや内出血を引き起こす可能性は常に潜んでいます。
当然、腫れや内出血などがある期間というのは、普通に外出することはできませんし、眉毛下切開の場合、眉の真下に縫合している糸が見えてしまいますので抜糸までの期間はやはり普通の生活に戻ることはできません。それら普通ではない期間のことをダウンタイムと言うんです。
ただし、医師の中には安静にするだけの期間という意味で説明するのもいます。腫れや内出血を気にしない人もいるからということを根拠にしているようですが、それをダウンタイムとは言わないでしょう。ダウンタイムとは、あくまで一般的に不自然な状態に見えない期間と考えることが妥当です。
眉毛下切開のダウンタイム
眉毛下切開におけるダウンタイムの期間ですが、1週間と考えるべきです。何を根拠に1週間かと言うと、やはり糸(縫合糸)の問題です。
通常、眉毛下切開の抜糸は術後7日を推奨しています。抜糸の翌日からはメイクも普通にできる状態ですので、傷跡を隠すこともできますし、大きな腫れが持続していることもありません。そのことから考えても眉毛下切開のダウンタイムは7日と言えるでしょう。
ダウンタイムを短くする方法
誰だってダウンタイムは短い方が良いに決まってます。そのダウンタイムを短くする方法はないのか?そう思うことは自然なことです。ダウンタイムを短くする方法、それは腫らせないと言うこと。腫れを最小限にとどめることができれば腫れが少ない訳ですから当然ダウンタイムは短くなります。
眉毛下切開の術後、腫れをできる限り最小限に抑える方法。それはできる限りの炎症を抑えること、水分の貯留を最小限に留めると言うことです。
・炎症をできる限り抑える方法
眉毛下切開は皮膚を切開しますので当然強い炎症を引き起こします。大切なのはその炎症をできる限り早く抑えることがポイント。炎症を抑える方法は2つ、一つは冷却すること冷やすことで物理的に強い炎症を抑えることができます。もう一つは術後の処方される内服を正しく服用すると言うことです。術後の処方される痛み止めには一般的に炎症を抑える作用のものが処方されます。内服は適当に飲むのではなく、血中濃度が影響する可能性は否定できませんので、服用する時間・間隔等にも気を使いましょう。
・水分の貯留を最小限に留める方法
水分の貯留を最小限に留める方法ですが、ここで言う水分というのは、細胞内液、リンパ液、血液のこと。血液というのは出血です。患部を触らない、できる限り安静にする、圧迫の指示や推奨をしている場合は、術後1、2日は指示通りの圧迫ケアを行いましょう。
また、十分な睡眠を取ること、動かずに安静にすることも水分貯留を抑えるポイントです。よく水分の摂取を控えると勘違いしてしまう方もいるのですが、過剰な水分摂取は腫れやむくみの原因となりますが、普段の生活通りの水分補給は影響を及ぼすことはありませんので安心して水分摂取をおこなってください。
ダウンタイム期間中の過ごし方
ダウンタイム中の過ごし方ですが、家、部屋に引きこもって生活することになるでしょう。中にはホテル生活を満喫するという方もお見えになりましたが、ほとんどの場合自宅に引きこもることになるでしょう。
眉毛下切開の術後ですが、寝て過ごすように安静を必要とするものではありません。少なくとも1、2日は安静にし、頭を高くしてお休み下さい。この期間に溜まったテレビの録画や見たかったDVDなどを準備しておくと良いでしょうね。
外出時はサングラスかめがねを使えば実はそれほど周囲に不自然さを持たれることはありませんが、サングラスよりも眼鏡、できれば黒縁のフレームの広めのものだとよりごまかしやすいです。状態によっては全くわからなかったという方もお見えになります。
実際には、眉毛下切開の術後は「とにかく暇だった!」という方がほとんど。
まぁ、痛みもなければ苦痛となることもないですからね。自分自身を見つめ直す時間として有効に使うことも良いでしょうね。