クリニックの選び方

クリニック選び

眼瞼下垂の手術というのは決して簡単な手術ではありません。しかし、多くのクリニックでは実施されています。そこで行われているのはすべて同じ眼瞼下垂の手術ではありません。中には恐ろしいほど下手な医者による手術や適当な眼瞼下垂などさまざまな方法で行われているのが実情です。
眼瞼下垂の手術で大切なのは医者選びであるという認識を再度確認して下さい。

Choice The Clinic!! 医者選びの方法
Step_1 下記のチェック項目でふるいにかける
Step_2 実際に診察を受けにいく
Step_3 熟知して考える
Step_4 必要に応じて再相談を積極的に活用する

クリニックの選び方
安全なクリニックのチェック項目
 □専門医を取得している(形成外科、美容外科)
 □過剰な広告をしていない適正クリニック
 □カウンセリングと治療する医師が同じ。
 □医師がカウンセリング(診察)している。
 □形成外科、美容外科医師としての経験は10年以上ある。
 □治療費用は相場価格である。
 □信州大学形成外科で実際に指導を受けた医師。

リスクの高い危険なクリニック、NGなクリニック
 □カウンセリングが医師ではない。
 □カウンセリングと手術する医師とが違う。
 □カウンセリング当日に治療を勧める。もしくは治療ができる。
 □治療費用が相場とかけ離れている。
 □院長が定期的に変わる。
 □○○式眼瞼下垂などオリジナルの術式と言っているクリニック
 □埋没式切らない眼瞼下垂をおこなっているクリニック
 □交通費支給やキャンペーンなど集客に必死なクリニック
 □症例写真だけが豊富なクリニック
 □芸能事務所と提携という甘い言葉で誘うクリニック

こういった項目をチェックするだけで大きくふるいにかけることができる。次に実践すべきは医師によるカウンセリングを受けることです。最低でも3、4つの美容外科を訪れ医師の診察を受けること。さまざまな意見を聞くことが重要です。
お勧めの専門医→

熟知した専門医としての経験
今の医療法では医師免許を取得さえすれば誰でもどういった診療科を標榜することができる。眼瞼下垂については眼科がよいと思われがちだが、実際は多くの手術を手がけるのは美容外科医、形成外科医。また、形成外科の専門医を取得するには最低でも7年という実績が必要。しかし、専門医は試験とレポート提出、学会への出席で取れてしまうため、資格の取得=高い技術 とも言い難い。実際に形成外科専門医を取得している医師にもほとんど経験がない医師も混在しているのが実情である。しかし、何も持っていないよりは無難である。次に所属していた医局によっても大きく違う。信州大学の形成外科などは眼瞼下垂の第一人者である松尾教授がいるため他の医局に比べると圧倒的に症例数が豊富。また、松尾教授と親交のある医師が豊富な慶應義塾大学の形成外科についても同様に治療例が多い。

安易な広告に惑わされるな!!
広告はあくまで客を集めるためのアイテム。都合の良いことしか書いていないのは当たり前。現にさまざまな美容外科クリニックのホームページをみても派手な美しさばかりが強調されているだけである。実際に中身のないクリニック。技術を持たない医師がのうのうと眼瞼下垂を説明し、数多くの症例写真を掲載している。事実、著者である私自身も美容外科に10年間勤めた経験があり、医師の情報には精通しているから言えることである。ここでは広告における医師の経歴について解説する。
医師としての経験=実績がある とは限らない。
眼瞼下垂など高度な技術と豊富な経験がモノを言う手術において治療実績は非常に重要である。一見医師の経験が長ければ経験豊富なイメージを持つが現実は違う。特に美容外科の場合、麻酔科や皮膚科からの流入組が多く、必ずしも経験が豊富とは言えない。大手美容外科の医師の求人には「未経験歓迎」の文字があるが、美容外科の質を自らが低下させていることにすら気が付かない非常にレベルの低い集団がベースにある。大手美容外科で経験がある医師というのは中途半端な経験がほとんどなのでそれを実経験と考えてはいけない。
手術にオリジナリティはない。
眼瞼下垂の手術にオリジナリティなど存在しない。今の時代。それを広告で使うクリニックほど技術レベルの低さを感じてしまう。特に眼瞼下垂のように高度な技術が要求される治療に関しては確立されており、横走靭帯の処理など細かな技術に差はあるものの、オリジナリティと呼ばれるほどの差はない。むしろそういった表現しかできないということは技術が低いと考えるべきである。
芸能事務所、タレントを使うクリニック
芸能事務所と提携やタレントを使って広告を実践しているクリニックは問題があると考えるべき。芸能人などは整形等のスキャンダルな部分には慎重になっている。もちろん、本当に提携しているクリニックなどもあるが、絶対に公表したりはしない。タレントの起用も同じである。

費用で選んではいけない!!
美容外科の医療費は年々価格競争が起こっている。しかし、美容外科の手術において医療材料などはほとんど使わない。なぜ?それでも価格を下げることができるのか。単純に自分達の持っている技術を安売りしているに過ぎない。技術を安売りした結果は必ず安全性や仕上がりなどの満足度に直結するという認識を治療を受ける側もしっかりと持ってほしいものである。もちろん、不当に高いのも問題ではあるが、一般的な相場の範囲で治療しているクリニックを選ぶべきであろう。眼瞼下垂の治療費用の相場は40万円前後である。また、交通費支給キャンペーンなどもあるがそこまでしなければ集客できない医療機関というのも惨めである。

口コミ情報に惑わされてはいけない!!
インターネットの世界にはさまざまな情報が散乱しています。大手の掲示板では2ちゃんねるやミクシィなどが有名ですが、実際の口コミは正確なの?もちろん、すべてが嘘ではありません。しかし、信憑性が高いとは言えません。理由は簡単です。この業界特有なのかもしれませんが、同業に対する嫌がらせが意外に多いのです。他を蹴落としてでも自分たちは…という精神なんでしょう。スタッフに書き込みをさせている医師もいますし、ミクシィなどでは自分のクリニックに誘導している医師、スタッフも数多くいます。美容外科専門の掲示板などではスポンサーとなるクリニックの口コミは最小限としたり、さまざまな情報操作が意図的に加えられているものが多いのです。基本的にはすべてそうだと考えても良いと思います。あくまでネットでの情報は参考程度に抑えるべきです。

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