二重まぶた

二重まぶた

目の大きさや形に不満を持っている女性は非常に多い。その不満やコンプレックスをアイメイクで解消させることもできるんですがやっぱり根本的な解決には至らないし、メイク映えする土台をもっとキレイに整えたいという願望は奥底にある。
ここではそんな方のために美容整形で二重まぶたにする方法、目を大きくする方法についてご案内します。

二重まぶたにする方法

二重まぶたにする方法には糸で止める埋没法、皮膚を切る切開法(部分切開、上眼瞼切開)、眼瞼下垂おそらくこの3種類の方法をご存じでしょう。実は20年程前までは二重まぶたの手術=眼瞼下垂という認識は医師間でもほとんどなく、二重まぶたの手術と言えば埋没法と切開法の2通りの方法で手術がおこなわれていました。眼瞼下垂が注目されはじめたのは、形成外科で挙筋前転法という術式が注目されはじめてから一気に広がったという背景があります。多くの女性が望む黒目がちなまなざし。黒目を大きくする方法は従来の埋没法や切開法では無理だったからです。

眼瞼下垂の本質は目の開きやすさを改善させること

眼瞼下垂の本来の治療目的は開きやすさを改善させることにあります。美容的な目的で実施する眼瞼下垂は違います。美容的に眼瞼下垂の手術をする理由は「目を大きくする」「二重まぶたにする」ということです。ここでは二重まぶたと一重まぶたの構造上の違いなどを解説していきます。

まぶたの構造と機能

二重まぶたの人でも一重まぶたの人でもまぶたを構成している組織は同じです。まぶたの中にはまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板と呼ばれる軟骨のような硬い板、まぶたを閉じるために必要な筋肉、眼輪筋、眼球を覆っている眼窩脂肪、眼窩脂肪を包んでいる眼窩隔膜で主に構成されています。 眼瞼挙筋と瞼板とはくっついています。目を開ける動作というのは眼瞼挙筋の収縮によって瞼板が持ち上げられることで起こります。先天性眼瞼下垂というのは挙筋機能が生まれつき働かない状態を言い、後天線眼瞼下垂というのは挙筋機能の働きは正常だけど、眼瞼挙筋と瞼板との接続が緩んでいる状態を言います。ひもの先に荷物をつけて引き上げたとき、結び方がゆるかったり、そのひもが伸びきっていると、うまく引き上げることはできません。その後天性の眼瞼下垂はそんな状態と同じなのです。

一重まぶたの構造と二重まぶたの構造

一重まぶたの人と二重まぶたの人の違いは挙筋腱膜とまぶたの皮膚との癒着です。一重まぶたの人は目を開けるときに瞼板だけが持ち上げられ、まぶたの皮膚までは持ち上げられません。しかし、二重まぶたの人は挙筋腱膜によってまぶたの皮膚と瞼板とがくっついて(癒着)います。そのため、瞼板が持ち上げられると同時にまぶたの皮膚も持ち上げられ二重まぶたとなるのです。

眼瞼下垂の手術をすると二重まぶたになる理由
眼瞼下垂の手術(挙筋前転法)の手術をすると二重まぶたになってしまいます。それは挙筋前転法は、眼窩隔膜を引き出してきて瞼板に糸で固定します。眼窩隔膜と挙筋腱膜はぴったりとくっついていますので、挙筋腱膜を引き出して瞼板に固定すると挙筋腱膜も同時に固定することになり、結果として瞼板が持ち上げられると同時に皮膚も引き上げられてしまいます。そのため、眼瞼下垂の手術をするということは「二重まぶた」にもなってしまうのです。ただし、あまり印象を変えたくないなどの希望があれば奥二重にするなどで対処することはできます。しかし、整容的な要望を含めるのは美容外科的な手術となるので自由診療の範囲となります。

眼瞼下垂の手術以外で二重まぶたにできる美容整形手術

眼瞼下垂の手術以外に美容外科で行われている「二重まぶたの整形」手術をご紹介しましょう。二重まぶたにするといってもさまざまな方法がありますし、ラインの流れ(形)にこだわることもできるのが美容整形の大きなポイントなのです。

埋没法

糸で止めるだけの方法。皮膚に大きな切開を加えることがないため腫れも少なく、自然な二重まぶたに整えることができる。

切開法

切開の方法には少し切開する「小切開法」と、眼瞼下垂の手術と同じように全体に切開する「上眼瞼切開」とがある。

形にこだわるあなたは

目頭切開
目頭切開 蒙古襞を切除しぱっちりとした大きな目元にすることができる。平行型などこだわりの二重まぶたを形成するには必須。
下眼瞼下制術
下眼瞼下制術 たれ目にすることができる美容整形手術。まぶたの裏側から手術することができるので傷なども一切気になることもありません。

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