眼瞼下垂の手術で失敗しない
失敗しないためにすべきこと
どんな手術にも言えることですが、手術の失敗のリスクは誰でもあります。大切なのはリスクの可能性をどれだけ低くするか、できる限り早期にできれば未然に防ぐということが非常に大切です。
瞼の整形の眼瞼下垂の手術は特に切開するという性質だけでなく、瞼を持ち上げる筋肉も操作するためより高いリスクを伴うこととなるものです。
ここでは眼瞼下垂の手術の失敗の原因、リスクを回避するポイント、万一眼瞼下垂の手術で失敗した時の対処法についてご紹介します。
眼瞼下垂の手術の失敗
そもそも眼瞼下垂の手術の失敗って何か?ということ。
失敗に明確な定義というのはありませんが、基本的な考え方としては、あなたが希望する仕上がりと実際の仕上がりとに大きな差が生じてしまったり、術後何かしらの不具合・不都合が生じてしまった場合を失敗と言えるでしょう。
術後の腫れや内出血の長期化や度合の程度については失敗とは言えません。なぜなら個人差もある上、時間の経過で改善するからです。
- 希望している目の形が違う
- 明らかな左右差が出ている
- 二重の幅が希望と違う
- 瞼が開けにくくなった など
眼瞼下垂の失敗の原因って
眼瞼下垂の手術が失敗する原因は医師の技術や経験だけではありません。原因を知ることで失敗の確率を大幅に下げることはできるんです。まずは失敗の原因について知って下さい。
・医師の技術・経験不足
手術を担当する医師の技術や経験は必ず仕上がりに影響すると考えて良いでしょう。やはり未熟な医師と経験豊富なベテラン医師とではその技術に雲泥の差があります。未熟な医師による眼瞼下垂の手術は止血が不十分であったり、手術時間が長くかかってしまい腫れが強くなり、結果として手術中の瞼の持ち上がりが少なくなり、想定していた開きまで持っていくことができないということも十分考えられます。そうなると残念ながらあなたの希望している仕上がりになることはありません。
・美的センスが乏しい
眼瞼下垂で重要視されるのは、高い技術や豊富な経験だけではありません。どれだけ細かく丁寧な技術を持っていてもセンスがなければ美しい仕上がり、自然な仕上がりにはなりません。
美的センスというのは経験で身につくことではありません。そこはやはり持って生まれた表現力や感性の豊かさが眼瞼下垂の仕上がりに大きな影響を与えると考えて良いでしょう。
・医師とあなたのゴールの違い
眼瞼下垂の手術のゴールは、仕上がりのイメージです。最終的な見た目をどうするかということがゴールであり結果です。その結果について、医師の考える仕上がりとあなたが希望する仕上がりに違いがあったら、どれだけ医師が高い技術を持っていたとしても満足のいく結果は得られませんので、失敗ということに陥ります。
でも、この失敗の原因って実はすごく多いんです。
クリニックの選び方
眼瞼下垂の手術を受ける際のクリニックの選び方についてご紹介します。眼瞼下垂はクリニックの選び方一つで、失敗のリスク、見た目の自然さ・美しさに確実に影響しますのでクリニック選びは絶対に慎重になりましょう。
- セカンドオピニオンの重要性を理解する!
- カウンセリングですべてが決まる!
- 症例写真も参考にしましょう!
- 料金やサポートの状況を確認する
- 口コミ情報は期待せず、情報程度の知識で十分!
セカンドオピニオンの重要性を理解する!
セカンドオピニオンというのは、治療を受ける前に複数の医師に治療に関する意見を求めることです。治療を受ける前ということがポイント!複数の医師の意見を聞くことであなたの理想の目元が眼瞼下垂の手術で可能なのか、それとも目頭切開や目尻切開など複合的な治療が必要なのかということを十分把握できるので、セカンドオピニオンの有無で眼瞼下垂の手術の失敗のリスクを大幅に下げることができます。
カウンセリングですべてが決まる!
眼瞼下垂の手術で大切なこと、実は医者の技術よりも大切なのがカウンセリング言って良いでしょう。カウンセリングで眼瞼下垂の手術に成功するか、後悔してしまうのかということが決まってしまうと言っても良いでしょう。カウンセリングというのは、眼瞼下垂の手術において最も大切なことであるということは絶対に理解しておくべきことです。
カウンセリングでは、医師はあなたがどんな仕上がりを求めているのかということを正確に聴取し、その上で、あなたの目元や顔のパーツの位置やバランスなどを考慮し、希望している仕上がりにすることができるか否かを判断する場です。仕上がりに一番直結するのがカウンセリングです。
なので眼瞼下垂の手術で一番大切なのが、カウンセリングなのです。
カウンセリングではあなたがどうしたいのか、なりたい目元はどんな形なのか、黒目の露出具合はどの程度なのかということをしっかりと伝えることが大切です。このカウンセリングで相性が悪いと感じたり、仕上がりがうまく伝えられなかった場合は手術を受けてはいけません。話をするだけ無駄ですから、早くカウンセリングを切り上げて他のクリニックでカウンセリングを受けましょう。
症例写真も参考にしましょう!
症例写真などは必ず確認しましょう。実は症例写真で医師の癖などがわかる場合があります。特に眼瞼下垂の場合、ギョロッとした目や過矯正と言って少し開き具合強めの仕上がりなどにしている場合、その医師の癖やセンスとして過剰な仕上がりになってしまうリスクが高くなる傾向にあります。
料金やサポートの状況を確認する
手術費用についてはほとんど全ての方が確認するでしょう。相場価格から逸脱しているクリニックなどは論外ですが、そもそも、カウンセリングで提示された金額と、ホームページ等に紹介されている料金に大きな差がある場合、そのクリニックでの眼瞼下垂の手術は避けることをお勧めします。
また、術後のサポート体制について確認しましょう。ホームページに掲載している内容は参考程度にとどめ、実際のカウンセリングでしっかりと確認しましょう。また、同意書などの書類はしっかりと目を通して内容を確認してからサインして下さい。
口コミ情報は期待せず、情報程度の知識で十分!
実は美容整形の口コミ情報はほとんど参考になりません。特にインスタタTwitterなどのS N Sの情報は見てしまいますが、良い口コミ情報の多くはインスタグラマーによる広告的なものばかりです。そんな口コミ情報に正確なものはありませんのではっきり言って無意味です。
もしも眼瞼下垂の手術で失敗してしまったら
残念ながらもし眼瞼下垂の手術で失敗してしまったら、次行うことは再手術です。腫れなどによる影響を除けば、時間を経て改善するということはありません。状態にもよりますが、速やかに再手術等を受けるということも必要です。
(再手術の方法)
二重まぶたの幅や形が違う場合、左右差などを必要とする場合で、皮膚の切開・切除だけで修正できる場合はそれほど難易度の高い修正手術ではありません。最初の手術に比べ腫れは少ないでしょう。手術時間もそれほど長いものではありません。
筋肉(眼窩隔膜)を操作し、再び瞼板に再固定する必要がある場合は、皮膚の修正だけの切開に比べ少し修正の技術としての難易度が高くなります。術後の腫れは最初に受けた眼瞼下垂の手術を同じくらいの腫れを生じると考えて良いでしょう。
予定外部分で組織が癒着してしまった場合、その癒着を解除しないといけません。その場合、最初に受けた眼瞼下垂の手術以上に強い腫れを生じる可能性は高いですし、腫れの期間も長くなると考えて下さい。