二重まぶたの整形「切開法」ですが、まぶたを切って治療するから取れることなんてないって思っていませんか。実は切開法でも、二重まぶたの幅が狭くなってしまったり、ラインが完全に取れてしまったということはあるんです。どうして切開法で作った二重まぶたが取れてしまったり、幅が狭くなってしまうかその原因に迫ります。
― 二重まぶたの切開法
一重まぶたを二重まぶたにしたり、奥二重を幅の広い二重まぶたにする瞼の整形手術のひとつ「切開法」。希望する二重まぶたのライン上の皮膚に切開を加えることによって、切開部分に強い癒着を作り出し、取れることののない永久的な二重まぶたを作りだす治療法です。
瞼の皮膚と瞼板と内部で癒着することによって作られる二重まぶたです。組織同士の癒着というのは通常剥がれることはありません。そのため切開法は取れない永久的な、一生涯持続する二重まぶたと言われています。
― 取れるってどういうこと。どうして取れるの?
切開法で作った二重まぶたが取れてしまうというのは、瞼の内部で皮膚と瞼板との間に癒着が定着できなかったことが原因です。通常は切開すればその部分は癒着を引き起こすのですが、癒着範囲が狭かったり、皮膚に相当な厚みがあり、癒着が正常にされなかった。あまりメジャーではありませんが、切開部分の段差を少なくするための特別な処理(眼窩隔膜に切開を加えその断片を固定するなど)をした場合に、せっかく作った二重まぶたが取れてしまったり、1ヶ月程度で幅が狭くなってしまうことがあります。
(取れてしまった場合)
切開法を受けて二重が取れてしまった場合、再手術によって再度二重まぶたを作ることができますのでご安心を。
なので切開法を受ける場合、クリニックで万一取れてしまった場合の再手術の費用はすべて無償でできるのかなどアフターケアについても治療を受ける前に確認しておきましょう。
― 取れたらどうなるの?
二重まぶたが取れてしまった部分はどうなっているのか。単に癒着できなかった組織間がくっつかなかっただけですので、元の一重まぶたに戻るか、二重まぶたの幅が大幅に狭くなってしまいます。
通常、癒着が起きなかったということは、炎症等すら引き起こしていない可能性が高いので速やかに再手術を受けることができる場合が多いです。皮膚の硬さや腫れの程度によっても変わってきますが、過度の心配は無用ですし何も心配することはありません。
― 普段の生活で気をつけること
切開法で作った二重まぶたですが、抜糸も終わり、腫れも落ち着き二重まぶたが自然に安定したら、普段の生活で特に気をつけることはありません。術後はしっかりとした二重まぶたになっている訳ですから、治療前に比べメイク映えする目元になっていることでしょう。
アイメイクなど楽しんでさらに美しさに磨きをかけるなんて素敵ですよね。
切開してその後癒着してひっついた部分というのは剥がれることはありません。そのため二重まぶたが取れる心配もありません。
― 取れるのと弛むのとは違う!
誰にでも言えることですが、20代、30代の時の目の大きさ、二重瞼の幅が一生続くという人はいません。なぜなら瞼の皮膚も弛むからです。皮膚にたるみが生じると二重瞼の幅は狭くなり、目が小さく変化してしまいます。
それは瞼の整形で作った二重瞼も同じこと。年齢を重ねることによって幅が狭くなってくるのは誰も避けることができない老化症状の一つです。加齢による瞼のたるみは、上眼瞼切開や眉毛下切開という弛み取りの手術で解消させることができます。