眼瞼下垂の手術を受けたいけど
一重のままで仕上げてもらうことってできないの?
まぶたの開き、広がりを大きくしたい、目を大きくしたいって気持ちはあるけれど、大きな変化を望まず、一重のままで目だけを大きく見せたい。眼瞼下垂の手術でそんな要望、わがままを叶えることはできるんだろうか?
ここではあまり印象を変えたくない人のための眼瞼下垂の仕上がりについてご説明します。
一重のまま眼瞼下垂の手術はできるのか!?
結論から言うと眼瞼下垂の手術を受けた場合、術後は必ず二重まぶたに変わります。一重まぶたのままの仕上がりというのは基本的に不可能なんです。それではどうして眼瞼下垂の手術は二重まぶたになってしまうのかということから説明しましょう。
眼瞼下垂の手術は、皮膚を切開し、眼輪筋や余分な組織を切除して取り除きます。その際、切開した皮膚と瞼板との間に強い癒着が作られます。癒着というのは、切開した組織と組織の断面がくっついてしまい離れなくなってしまいます。
皮膚と瞼板との間に強い癒着が作られてしまうと、目を開ける動作と言うのは瞼板が持ち上げられるのですが、眼瞼下垂の術後は瞼板と皮膚とが癒着しているので、瞼板が持ち上げられると同時に皮膚も引き上げられるため二重まぶたになってしまうんです。
この癒着は眼瞼下垂の術後すべてに起こることなので、眼瞼下垂の術後は必ず二重まぶたに変化してしまうんです。
- 術後は二重まぶたになってしまう
- 幅を狭くすることで奥二重にすることはできる
- 眼瞼下垂以外の治療で目元の印象を変えないこともできる
眼瞼下垂の術後は二重まぶたになってしまうと言うことは仕方のないことです。しかし、大きな変化を加えないことで目元の印象をできる限り残したまま治療することは可能です。
印象を変えない仕上がりもできる!
眼瞼下垂の手術は術後必ず二重まぶたになってしまうことについて上記で説明しました。
しかし、印象をあまり変えない方法もあるんです。それは二重瞼の幅を調整するということ。幅の広い二重まぶたではなく、逆に幅の狭い奥二重に仕上げるということです。
当然ですよね。ぱっちりとした幅の広い二重瞼ではなく、二重瞼の幅の狭い奥二重にすれば印象を大きく変えることなく自然なままで術後の仕上がりを調整することができるんです。
眼瞼下垂以外(挙筋前転法)の治療法
眼瞼下垂の手術とは少し違いますが、瞼のたるみによって目が小さく見える、黒目の露出が少なくなってしまう場合は、眼瞼下垂の手術ではなく、瞼の皮膚のたるみだけを切除して取り除く『眉毛下切開』という治療法もあります。眉毛下切開であれば、一重は一重のままたるみだけを取って目元の若返り、目を大きくすることができるんです。
眉毛下切開というのは眉の直下から皮膚を切開し、弛んでいる分だけの皮膚を切除して引き上げる治療です。そのため、一重の人なら一重まぶたのままたるみだけを速やかに取り除いて解消することができます。
眉毛下切開なら整形をしたというイメージならず、顔の印象を変えることなく目元だけを自然に若返らせることができます。また、眉の真下を切開すると言っても傷跡はほとんど目立つことなく自然な美しさを手にすることができるのが「眉毛下切開」の大きな特徴です。
さまざまなご質問
- 眼瞼下垂の手術を受けて、気に入らない場合、元に戻すことはできますか?
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いいえ、眼瞼下垂の術後は、もう元に戻すということはできません。ですので眼瞼下垂の手術を受けるかどうかは慎重に考えその上で結論を出すことが大切です。正直、悩んでいる、迷っているなら手術を受けるべきではありません。このような手術は慎重さが何よりも大切で重要です。手術は焦って行うものではありません。特に眼瞼下垂の手術は絶対です。
より慎重に、十分吟味し治療を受けるか否か判断する必要があります。
繰り返しますが、絶対に元には戻せないということは理解しておきましょう。