筋膜移植術
まぶたを美しくする!! 眼瞼下垂の手術で私は笑顔を取り戻す。
眉毛を上げる前頭筋とまぶたをつないで(筋膜を移植して連結)、眉毛の動きを使ってまぶたを上げる方法です。深側頭筋膜もしくは太腿の外側の筋膜を使いますので、別名、筋膜吊り上げ術とも呼ばれています。挙筋機能が無い場合はこの手術以外に方法はなく重度の眼瞼下垂治療として主に行われています。形成外科、美容外科の医師がおこなうことが多い。
大腿筋膜移植の場合、筋膜の採取によって一時的に歩行障害が出るために十分な治療スケジュールを組んで治療に臨む必要がある。
筋膜移植の実際
最初にまぶたに局所麻酔を施します。次に二重まぶたのライン上を切開し、現在の挙筋の状態を確認します。挙筋の機能が一定量認められる場合は挙筋前転法もしくは挙筋短縮法に術式を切り替えます。挙筋の機能が不能の場合は即座に筋膜を採取します。採取する筋膜は主に深側頭筋膜もしくは太ももから採取します。
採取した筋膜を瞼板と前頭筋に固定して移植します。まぶたの開閉を確認します。特に問題が無ければ傷を縫合して手術は終了します。
筋膜移植法もメリットと主な効果
筋膜移植は筋力の無いまぶたに対する治療の第一選択の手術。筋力が無い場合はこの治療以外に選択肢はありません。
筋膜移植法で得られる効果
開瞼障害の改善 / 目を大きくみせる
筋膜移植法のリスク
腫れ / 内出血 / 腫れによる一時的な左右差 / 傷の赤み(1、2カ月)
筋膜移植法のダウンタイム
筋膜移植法の術後の腫れは概ね14日程度です。腫れのピークは4、5日でその後徐々に引いてきます。
抜糸は1週間が一般的です。
筋膜移植法のダウンタイム
著しい腫れ / 内出血 / 左右差 / ビックリ目(ギョロっとした目)
目が閉じにくくなる / ドライアイ / 効果が少ない など
※こられのリスクは医師の技術で大きく変わってきます。
また、大腿筋膜移植の場合、歩行障害が生じます。
個人差はありますが、一時的に松葉杖などを使用しなくてはいけません。