埋没法を受けて二重まぶたにした方でも一定の割合で元に戻す、抜糸を希望される方がお見えになります。その多くの理由って何かご存知でしょうか。人それぞれ手術を受けたことに対する思いはあるもののいろんな理由で元に戻したいという方もいらっしゃいます。
ここではその理由について迫ります。
埋没法 抜糸の理由
- 埋没法を受けたことへの罪悪感
- 仕上がりが気に入らなかった
- パートナーに反対された
- 糸がトラブルを引き起こした
埋没法を受けたことへの罪悪感
美容整形を受ける方に一定の割合でいるのですが、術後に整形を受けたことへの後めたさ、背徳感が強くなってしまい元に戻したいって考えてしまうケースです。そう考えてしまう場合はどれだけ説得しても結局は不安感が強くなってしまいますので抜糸は致し方無いでしょう。
気に入らなかった
二重まぶたにしたけれど結局は気に入らなかった。元の目が良かったって後悔してしまうケースです。それほど多くはありませんが、このような方もいらっしゃいます。
パートナーに反対された
パートナーに埋没法を受けることを知らせず、受けた後に伝えたら猛反対されたという方もいらっしゃいます。
糸がトラブルを引き起こした
埋没法の糸というのは、もともと体に対し反応しにくいものですので基本的にアレルギー的な反応をするということはありませんが稀に反応してしまう方がいらっしゃいます。その場合、再び掛け直して深い層に糸の結び目を埋め込むことで反応をしない場合もあるので一度かけ直しをトライしてみるのも悪くありません。
それでもダメなら埋没法を諦め切開法による二重まぶたの整形術に移行し、ナイロンの糸を使うのではなく、PDSなどの吸収糸を使うことでトラブルなく二重まぶたにすることができます。
抜糸の方法
埋没法の糸の抜き方をご紹介します。
- 結び目の確認・デザイン
瞼を軽く抑えて糸の結び目の位置をしっかりと確認します。
確認できたらその部分に印を付けます。 - 麻酔・結び目の露出
局所麻酔の注射を打ち、印を付けた部分を1㎜ほど切開して、結び目を露出させます。 - 抜糸
糸の結び目の片側を切って、結び目を引っ張って埋没法の糸を取り出します。
Wノット(結び目が2つある場合)の場合、両方の結び目に対して同じことを行い抜糸します。
抜糸後の経過
抜糸後の状態ですが、多くの場合、強い腫れを引き起こしている訳ではありません。軽いむくみ程度の腫れがある程度と考えて良いでしょう。抜糸直後に埋没法を受ける前の状態に戻る場合もありますし、癖がついてしまっている場合は数日かけて元に戻る場合もあるとお考えください。
- 強い腫れは引き起こさない
- 傷は残らない
- 抜糸後すぐに元に戻る場合もあるが、数日かかる時もある
埋没法の抜糸を考えている方
埋没法の抜糸ですが、基本的には直後もしくは数日後には埋没法を受ける前の状態に戻ります。
抜糸のメリット
抜糸のメリットはただ一つ。埋没法を受けたという背徳感からの開放です。自己満足だけのことですが、本来、美容整形も自己満足の医療ですので、気持ちの問題、心の問題なので気持ちに整理がつかなければ抜糸することはやむ得ないでしょう。
抜糸することで気持ちが晴れるのであれば、それはそれで良いことだと思います。
クリニックの選び方
埋没法の抜糸を受ける際のクリニック選びですが、基本的には埋没法を受けられたクリニックで抜糸の手術を受けることをお勧めします。
その理由としては、糸の結び方や糸の固定位置というのは医師、クリニックによって違うものです。そのため、スムーズな抜糸を受けるためには、受けた埋没法の記録がしっかりと残っているクリニックで抜糸することが一番望ましいということは理解しておきましょう。