埋没法の術後のトラブルで意外に多いのが、ポツポツとした不自然な膨らみ。膨らみの程度が小さければポツポツした感じで済むけれど、ポツポツが酷いと凹凸にも見えてしまいより不自然な状態に見えてしまうから厄介。そんな埋没法のポツポツした膨らみ、凹凸の原因から解決法まで詳しくご紹介します。
埋没法の膨らみ
瞼の皮膚表面にできてしまったポツポツ感
埋没法
膨らみの原因
ポツポツした膨らみの原因、それは「埋没した糸の結び目」なんです。なので放置しておいてもよくなるということはありませんので、早急に対処する必要があります。
- 糸の結び目が凹凸を作り出している
- 結び目に組織が絡みつき凹凸を出している
- 皮膚が薄いため結び目の凹凸が表面に出てしまう
- 感染による結び目の炎症
膨らみの解決法
膨らみの原因は糸の結び目です。そのため時間をかけて待つという選択ではなく、速やかに対処することが望ましいでしょう。
その方法については基本的には掛け直しです。今ある糸を抜糸してかけ直すことで膨らみや凹凸を解消させることができるんです。
解決法 ① 抜糸しかけ直す
局所麻酔を膨らみ部分に注射し、皮膚を1㎜程度切開します。膨らみ部分を少しつまむと糸の結び目が分かりますので、片側の糸を切って糸を引き出して抜き取ります。そうして埋没法を行います。
瞼を裏返して、結膜部分に麻酔の注射を打ちます。そうして糸を通して瞼板と皮膚とを結びます。再び膨らみが出てこないよう処理します。
膨らみだけが問題で感染などの炎症症状がなければ、抜糸後すぐに埋没法で二重まぶたを作ります。
解決法 ② 抜糸し、炎症が落ち着いてから再び埋没法
ポツポツ膨らんだ部分に局所麻酔の注射を打ちます。皮膚を少し切開し、埋没法の糸の結び目を探し出します。結び目が見つかったら結び目の片方を切って糸を引っ張って抜き取ります。膿が溜まっているようなら少し圧迫して排膿して終了します。
後日、炎症が落ち着いていることを確認し、再び埋没法をして二重瞼を作ります。
注意・確認しておくこと
埋没法のポツッとした膨らみの頻度というのは決して多いわけではありません。起こりやすいトラブルの一つに違いはないのですが、どちらかといえば稀なケースです。しかし、埋没法を受ける方にとっては厄介なトラブルですよね。
そこで埋没法を受ける前にクリニックに確認しておきましょう。
それは万一このようなケースが起こった場合の保証です。完全に無償で修正してくれるのか、期限があるなら具体的な期限について確認しておきましょう。
- 全て無償で対処してくれるのか
- 保証期限、有効期限を確認
いくら頻度が少ないとは言っても起こさないトラブルではありません。なので上記については埋没法を受ける前に保証内容の範囲、期限について確認しておきましょう。
よくあるのが、手術は無料だけど、麻酔、内服、糸については費用が発生するというところもあるんです。
埋没法の名医・おすすめクリニック