ちょっと待って! 本当に大丈夫?
眼瞼下垂と目元のマッサージの関係
スマホやタブレット、パソコン。普段の何気ない生活の中ですごく目を酷使していますよね。すぐに疲れ目や眼精疲労の症状を起こしてしまっていませんか?
そんなとき目元のマッサージをすると気持ちいいですよね。テレビやメディアなんかでも目の周囲に眼精疲労回復のツボがあると言って眉の真下を指で抑えるマッサージなどが紹介しています。また、エステなどでも目元マッサージのコースがあり、結構通っている人も多いと思います。
でもちょっと待って! 実は目元のマッサージは眼瞼下垂を悪化させる!って知ってますか?
ここではマッサージと眼瞼下垂の関係性についてご紹介しましょう。
マッサージで眼瞼下垂が悪化するって本当!?
眼瞼下垂の原因の一つは、瞼と瞼を持ち上げる筋肉の接続が弛んでしまうことです。その接続と言うのは瞼板と挙筋腱膜と呼ばれる細くて繊細な繊維様の組織でつながっているだけ。そのためハードコンタクトの使用や、目を擦る癖のある人などは簡単に眼瞼下垂を引き起こしてしまうんです。
目元、目の周辺のマッサージであればなおさら眼瞼下垂は悪化してしまいます。
眼精疲労時に目のツボ刺激が良いと眉の直下、眉とまぶたの間を軽く抑える手法がありますが、眼瞼下垂を作り出していると言っても良いレベルの悪行の一つです。一時の気持ちよさのために眼瞼下垂を引き起こすようなことは避けるべきでしょう。まぶたというのはそれほどデリケートで繊細な部分なんです。
正しい目元のマッサージ
でもご安心ください。正しい目元のマッサージ、ツボ押しというのはあります。それは魚腰や陽白と言ったツボを刺激することです。魚腰というのは、眉の真ん中部分にあるツボ。ただし絶対に眉の下を刺激するのではなく、眉の直上部分やそれよりも上部分の刺激です。陽白というのは、眉の上側2センチ程度の位置にあるツボです。
いずれのツボ押しも指で軽く抑えて刺激するだけ、いくら気持ちいいからと言って強く抑えることは絶対に辞めましょう。
眼瞼下垂の術後のエステ・マッサージ
眼瞼下垂の手術を受けた後、いつからエステやマッサージは可能なのかという質問を受けることが多い。基本的には切開部分の傷が落ち着いたらいつでも解して構わないのですが、眉とまぶたの間部分の刺激というのは、眼瞼下垂を再発、悪化させる可能性はありますので、手術の有無に関わらずマッサージやツボ押しなどは避けるべきでしょう。