目頭切開は目を大きく広げあなたの望む理想のアイラインに仕上げることができます。しかし、手術という性質上、いくつかのリスクや問題点は必ず存在します。ここでは目頭切開のメリット、リスクや問題点についてご紹介します。
目頭切開とは
目頭とは別名、内眼角と言います。下の右側の写真の内眼角の部分です。目頭切開というのは、その内眼角の部分をZ字型、W字型に切開します。そうして目を開けるときに邪魔な蒙古襞にも切開を加え、ひきつれを解除し、目の内側、涙丘の露出を増やすことによって、目を大きくする整形手術です。
目の内側を広げることで目と目の距離が短くなるため、目と目の距離を短くしたいという方には非常におすすめです。また、目と目の距離が短くなることで鼻が少し高くなった印象にも変わることができます。
目頭切開の効果・メリット
目頭切開の効果・メリットはやはり目を大きくするということ。
もう一つは目と目の距離を短くすることができるということです。「目が横に広がっている」、「目と目が離れている」という悩みは目頭切開で解消することができます。
目頭切開の効果 ①: 目と目の距離を短くする
目頭切開でしかできないことがあります。それは目と目の距離を短くするということ。平均的な目と目の距離は33㎜から37㎜が理想と言われています。もちろん、顔の大きさによるバランスも影響しますが、目と目の距離が37㎜以上ある場合などは目頭切開で大幅に短くすることができます。
目頭切開の効果 ②: 目を大きくする
眼球の大きさというのは実はあまり個人差というのはありません。どうして目の大きな人、小さな人がいるのでしょう。それは瞼がしっかりと開いているか、皮膚かぶさってしまって横幅が短く、小さく見えてしまっているんです。
その皮膚というのが“蒙古襞”です。蒙古ひだによって涙丘部分が隠されていると本来の目の大きさはあるにも関わらず目が小さく見えているだけなんです。
目頭切開は蒙古襞を解除し、今まで隠されていた白眼の露出が増えるため目が大きくなるんです。
目頭切開のデメリット・問題点
目頭切開で起こりうるさまざまな問題点についてご紹介していきます。ここで紹介するリスクや問題点というのはすべての方に起こるわけではありません。しかし、ごく稀な問題でもないのです。比較的多い確率で起こす問題ですので、目頭切開を受ける場合は十分注意して下さい。
- 傷跡が目立つ
- イメージと違う
- 傷の一部がくぼんでいる
- 仕上がりが不自然
- 過剰な目頭切開
問題点01 傷跡が目立つ
目頭切開の傷というのは最悪の場合、瘢痕拘縮に及んでしまうと醜くメイクで隠すこともできないほどのものに陥るケースも少なくありません。目頭切開でできてしまう傷というのは単に切開した傷ではなく、まぶたの開閉によって、切開部分に張力という負荷がかかりケロイド状の傷になってしまう可能性があるのです。そのため切開をおこなうデザインがなにより重要なのです。
目頭切開の十分な経験がない医師は仕上がりのデザインだけを重視して、瘢痕まで考慮しない、できない医師も少なくありません。形成外科出身といっても瘢痕形成の実績・経験が乏しい医師であっても同じことです。
だからこそ目頭切開に関しては何より医師の経歴、経験をしっかり確認し技術力の高い医師、安心して目頭切開を受けることのできる医師を探しましょう。
問題点02 希望していた仕上がりの違い
希望していた仕上がりと違うと言う方の場合、本当に目頭切開が必要だったか疑うケースも少なくありません。特に平行型の二重まぶたを希望していただけで、目頭の露出、幅を大きく広げることを望んでいなかったという場合などは、目頭切開が不要であったこともあるのです。残念ながら医師の中には平行型=目頭切開であったり、治療費用の釣り上げのために目頭切開を提案するということもあるんです。
目頭切開に限ったことではありませんが、セカンドオピニオンは絶対に必要です。しかし、それは美容外科医であれば誰でも良いということではありません。広告に釣られて大手美容外科間を周っても意味はありません。それこそが時間の無駄。やはり十分な経験を持つ医師が望ましいでしょう。
問題点03 傷の一部がくぼんでいる
目頭切開のトラブルで多いのが切開部分の段差による目立つくぼみです。これは切開して皮弁を形成するさいに均一にできなかったり、眼輪筋の切開の際にしっかりと処理できなかった雑な目頭切開に起こりうる問題です。
目頭切開の名医、得意とする医師であればこのような問題を引き起こすことはありませんが、蒙古襞や眼輪筋の構造をしっかりと理解していない医師で起こりやすい傾向にあります。
問題点04 仕上がりが不自然、過剰な目頭切開
仕上がりが不自然になってしまったという目頭切開の多くは過剰な切開や切開デザインのミスによって起こります。これは目頭切開を受けたあなた自身の問題ではなく、医者の技術力の低さの現れです。元目頭切開は基本的には元に戻すことはできません。リドレープといって通常の目頭切開のZ形成の逆デザインで元に戻す方法もありますが、高い技術が必要です。
だからこそ、美容外科選びに慎重になる必要があるんです!!
目頭切開で後悔しない、失敗しないために必ずやるべきこと!!
何より大切なのは医師選び!!
目頭切開を受ける上で大切なこと、それは医師選びです。医者の技術が無かったり、未熟な経験の美容外科医の下で目頭切開を受けてしまったら失敗するリスクは格段に高くなります。
また、仕上がりの満足度に低さだけではなく、術後の傷の醜さ痛みなどの苦痛を引き起こしてしまえばもう地獄でしかありません。だからこそ、医者選びは何よりも慎重に考えて欲しいのです。
01 必ず数カ所カウンセリングに訪れること!!
目頭切開だけに限ったことではありませんが、美容整形の失敗と成功はカウンセリングで決まると言っても大げさではありません。適当なカウンセリングであったり、治療以外のことをアピールしてくる医者もいます。本当に目頭切開が必要な否かを判断するためにも最低でも3、4箇所は周りましょう。
02 カウンセリング当日には絶対に受けないこと!!
美容外科によってはカウンセリング当日の手術を勧めてくるところもあります。まず、当日に手術を受けることのできる美容外科は要注意です。
一人ひとりに丁寧な診療をおこなっている美容外科は当日の目頭切開手術なんておこなうはずもありません。
03 自分自身がどうなりたいか明確にすること!!
美容整形手術を受けようと悩んでいる方の概ね半分くらいは、自分自身がどういった仕上がりを望んでいるのかということを明確にしていないものです。なので医師の勧めるがままの手術を受けてしまい術後に後悔するケースが多いのです。美容外科医を美のプロと考えてはいけません。大切なのは自分自身の想いなのです。
04 多少でも疑問、不安があれば受けないこと!!
美容外科というのはカウンセラー、看護師、医師がタッグを組んで治療を斡旋してきます。医療と言いながらも腹のなかでは治療を斡旋しているのです。だからこそ治療を積極的に勧めてくるでしょうし、「大丈夫、安心!」を繰り返します。自分自身の不安というのは的中します。少しでも不安や疑問があれば絶対にうけてはいけません。
┃美容のプロが推奨する安心の美容外科!!
推薦・推奨するには理由があるんです。
ここでご紹介する美容外科は申し込みのあった美容外科を安易に掲載している訳ではありません。
これまで築き上げた医師のネットワーク、美容医療に関わって20年という実績から目頭切開を受けても大丈夫な医師、安心して目頭切開を受けることのできる美容外科だけを掲載していきます。