目尻切開で目そのものを大きく変化させ魅力的な印象に変わる!!
目尻切開
目尻切開とは目の外側(外眼角)に切開を加え、目の横幅を広げることで目そのものを大きく変化させる美容整形手術です。目を横に広げることで切れ長の二重瞼になると、知性あふれる美しい印象に変わるため非常に人気の高い手術の一つです。目尻切開は目尻切開単体の治療を受ける方もお見えになりますが、二重瞼や「グラマラスライン(下眼瞼下制術)」と併用する人が多いです。
目尻切開とは
目尻切開とは、目の外側部分(目尻側)を切って上下に広げることで白目の露出を増やすことで目そのものを大きくする整形手術です。
こんな方にお勧め
- 目を大きくしたい
- 外側の白目部分を大きくしたい
- 顔のパーツが中心に寄っている
- 吊り目を解消したい
目尻切開の実際
基本的には局所麻酔で十分です。目尻切開で痛みを伴うのは局所麻酔。中には静脈麻酔を併用することもあるそうですが、あまりお勧めはしません。
麻酔のお薬が浸透し、麻酔の効果が現れたらいよいよ目尻の皮膚・結膜を切開します。必要に応じて上下の皮膚をトリミングして切除し広げたり、形状を整えます。次に皮膚と粘膜とを縫合します。状態によっては横向けのW型に切開することもあります。クリニックによっては縫合した糸や外側に向けて固定する糸をさらに横に広げて固定することもあるようです。
目尻切開の手術の通院は抜糸と術後の経過観察のための通院が必要です。例え遠方であっても目尻切開の後の通院は通いましょう。抜糸の期間というのは切開した範囲や術後の固定によっても違ってきます。詳しくは担当する主治医の指示に従って下さい。
目尻切開は不自然であることを知ろう
目尻切開というのは埋没法など二重まぶたの手術と比べ誰でも絶対に不自然になるということは知っておくべきです。なにが不自然かというと、目尻切開によって広がった部分というのは上下のまつ毛がありません。もちろん、メイクをすれば一定のごまかしは効きますが、スッピンの時は広がった部分は欠損している状態です。これはどんな名医であっても結果は同じです。もともと毛が無いところを広げた訳ですからね。そういったことを知った上で目尻切開に望まないと手術後に後悔することになりかねません。
美容外科医は目が大きくなるよ!きれいになる!そんな甘い誘い文句しか言いません。
術後の状態と完成までの経過
目尻切開の術後の状態と経過についてご案内します。
術後の状態
目尻切開の術後の状態についてご紹介します。
術直後は強い大きな腫れを引き起こしている訳ではありません。一般的には術直後ではなく、手術当日の夜間帯に大きな腫れができてしまいます。
腫れ
腫れのピークは翌日です。強い大きな腫れが2、3日続きその後少しずつ腫れが落ち着いてきます。
内出血
目尻切開で内出血を引き起こすのは珍しいことです。ほとんどのケースで内出血は出現しません。仮に内出血ができてしまっても3、4日程度で消失してしまいます。長期間に及ぶ内出血というのは考えいにくいです。
傷の状態
完成までの経過
目尻切開のリスク・問題点
- 効果が不十分・目尻の開きが足りない
- 過矯正・目尻の伸ばしすぎ
- 目尻の左右差
- 逆さまつ毛の悪化
- 目尻のラインに段差ができる
- 結膜浮腫
- 感染
- 血が溜まる
- 傷が開く
- 結膜の露出
さまざまなご質問
目尻切開の手術に関する疑問・質問にお答えします。これから目尻切開を受けようと考えている方は是非、参考になさって下さい。
- 目尻切開を受けて広がった部分のまつ毛ってどんな状態なの?
- 目頭切開によって広げた部分というのは、もともとまつ毛のない部分ですので術後その部分にはまつ毛はありません。そのため普段のメイクでアイラインを描くか、アートメイクでアイラインを入れてしまうということもお勧めです。
まつ毛の植毛という選択肢もありますが、毛がどんどん伸びてしまいますし、元の太さが違いますのでお勧めしません。
- 傷跡はどこに残りますか?
- 目尻切開の傷跡は目尻の際部分にできます。横のV字型ですのであまり目立つものではありません。
- 失敗したり、希望の仕上がりにならないってことはないですか?
- 目尻切開は失敗のリスクはありませんが、その効果に対し不十分ということは否定できません。目尻切開はどこまで広げられる訳ではありません。一定の限界があります。広げられる幅というのは人それぞれ違いますので一概には言えませんが、効果に不満を持ってしまう方はいらっしゃいます。
しかし、それは目尻切開そのものの問題ではない場合が多いんです。カウンセリングでどこまで広げることができるかということをしっかりと説明できていなかった場合が多く、技術的な問題での失敗というのは非常に少ないです。
- 目尻切開は効果がないって聞きました。本当ですか?
- いいえ、目尻切開で効果がなかったということはないです。皮膚を切開して広げますので効果は認められます。ただしどこまで広げられるのかというのは、その方のまぶたの状態や骨格で違います。
また、変化があっても毎日鏡で顔を見ていると見慣れてしまい効果があるにも関わらず、元々の目だと錯覚して効果がなかったと感じてしまう方がいらっしゃいます。
術前のお写真はクリニックで撮影されているはずですので確認しましょう。
- 術後に後戻りすることはありませんか?
- 術後に一定量は戻ってしまいます。そのため最終的な仕上がりよりも少しオーバー気味に治療します。完全に元に戻ってしまうことではありません。
目尻切開で大切なのは手術の適応があるか否かです。もちろん、医者の技術も影響はしますが、多くのクリニックは治療適応がないにも関わらず平気で手術を請け負うため効果がない!などの問題を引き起こすケースが多いのです。