眼瞼下垂手術の術後の苦痛
眼瞼下垂の手術は皮膚を切ってしまうわけですから、強い腫れや激しい痛みを想像してしまいますよね。
術後の苦痛ってどれくらい続くんだろう。眼瞼下垂で綺麗になりたいけどやっぱり術後の苦痛は誰だって気になるもの。ここでは眼瞼下垂手術の術後の苦痛についてご紹介します。
どんな苦痛があるの?
眼瞼下垂の手術の手術後の苦痛ってどんなことがあるの。痛み?腫れ?それとも目が開けにくいとか?眼瞼下垂の術後の苦痛についてご説明しましょう。
苦痛の種類 (1)違和感
眼瞼下垂の術後の違和感にはいくつかあります。一つは手術の際に注射した麻酔の影響による違和感です。麻酔薬の使用量によっても違いますが、使えば使うほど、その違和感は強くなってしまいます。
どんな症状かというと、触った感覚がなかったり、鈍くなってしまっていることもあります。また、瞼を持ち上げにくいということも術後の苦痛症状の一つです。これらの苦痛症状はどれくらいの時間で改善するかというと、麻酔薬の影響だけであれば1、2時間程度の消失しますが、手術による影響であれば数日続くことがあります。しかし、これらの症状は時間の経過で改善しますので神経質に考えることはないでしょう。
麻酔以外の違和感というのもあります。それは眼瞼下垂の術後、二重まぶたになるということ。元々二重まぶたの人で、幅広の二重瞼に変えたりすると、新たな場所で皮膚の折り返す位置が設定されますので、目を開ける際に今までと違う感覚を持つでしょう。この場合の違和感は慣れることで消失します。その期間の目安は2、3日程度と考えておきましょう。
苦痛の種類 (2)術後の痛み
ほとんど方が心配する眼瞼下垂の術後の苦痛はやっぱり「痛み」でしょう。当然ですよね。皮膚を切るわけですから手術の時だけじゃなく、術後も痛みがいって期間続くって想像しちゃいますよね。
でも実際は違います。術後の痛みというのはほとんどありません。不思議に思うかもしれませんが、眼瞼下垂の手術の術後に強い痛みを訴える方はほとんどいないんです。それは術後の処方薬に痛み止めが入っているということ。また、皮膚を切開しても神経組織も同時に切開してしまいますので、よほどの強い炎症を引き起こさない限り、術後に強い痛みを伴うようなことは無いんです。
苦痛の種類 (3)腫れ・内出血
術後の苦痛には見た目の苦痛もあります。それは強い腫れや内出血です。嫌ですよね。強い腫れ。でもまぶたの手術は元々腫れやすいんです。しかも眼瞼下垂の手術となると瞼を持ち上げる筋肉まで操作するためより強い腫れを助長してしまうリスクはかなり高くなるんです。
どれくらい続くの?
実際に眼瞼下垂の手術を受けた場合、苦痛はどれくらい続くのか心配な人も多いでしょう。
しかし、術後の苦痛というのは、それほど長い期間持続するということはありません。痛みはほとんどありませんし、見た目の苦痛としての腫れというのも翌日がピークで、3、4日も過ぎれば安心できる程度の腫れの強さと考えて良いでしょう。
苦痛を緩和する方法
苦痛を緩和する方法ですが、痛みについてはクリニックから処方される内服で十分調整することができます。クリニックによって処方する日数は違いますが、概ね5〜7日程度の内服薬が処方されますのでご安心下さい。
苦痛を緩和するのはとにかく炎症を抑えるということ。術後の炎症を抑える方法は冷やすということです。クーリングの方法は医師の考え方によって違いますが、基本的にはアイスノンなどの冷却材を使って冷やすことが大切です。
最後に
眼瞼下垂の手術ですが、皆さんが想像するような激しい苦痛となるような症状はありません。
術後はしっかりとクリニックで指示される通りのことを守りましょう。とにかく安静にし、クーリングで炎症を抑える、早く落ち着かせること。適切な処置は術後の苦痛を最小限に抑えることができる上、期間も大幅に短縮させることができるものです。