眼瞼下垂の再手術

眼瞼下垂の再手術

絶対に避けたい再手術。
しかし、一定数の割合で再手術を受ける方はいます。その理由は手術の結果に満足できない、トラブルを引き起こしてしまったなどさまざま。
大切なのは、再手術の可能性があるということを十分理解しておくことです。
眼瞼下垂の手術は、まぶたの筋肉を操作して治療する以上、想定外の動きをしたりしなかったりエピソードは付きもの。
もちろん、眼瞼下垂の手術を行う医師だって再手術の難しさは十分理解しています。それでも状態によっては左右差や過矯正などを引き起こしてしまう場合があるものなんです。眼瞼下垂の手術を受けられる方は再手術のリスクはあるということは十分理解しておきましょう。

眼瞼下垂の手術

あなたが眼瞼下垂手術の修正を考えている理由は?

手術効果が無く、症状が改善していない
手術効果が、1年も持たなかった
まぶたの開き具合の左右差が大きい
眼の開き方が不自然である
まぶたが開き過ぎて、眼を開く事が前よりもしんどくなった
手術前よりも、まぶたの開きが悪くなった
眼を閉じても、まぶたが完全には閉じなくなった
手術の傷跡が目立つ
目が大きく開き過ぎる
上まぶたが手術前より厚くなっている
再手術を希望しても受けてもらえない
目の開き具合が足りないと思う

再手術の方法
再手術といっても原因や理由が違えば、再手術の方法も違ってきます。単に皮膚を切開し、二重瞼の形を微調整で済むこともあれば、最初の手術を受けた時にできてしまった組織の強い癒着を剥がして、再び眼窩隔膜を瞼板に固定し直すなど複雑な手術になることもあります。眼瞼下垂の修正手術に答えというのはありません。今の状態、症状に応じてできる可能な手術方法を選択する、適切な術式を選択することが大切なんです。

再手術の方法には以下の手法があります。また、これらを複合的に行う場合もあります。

・皮膚の調整
・癒着の解除・組織の除去
・眼窩隔膜の再固定
・横走靭帯の解除 など

皮膚の調整
片側、もしくは両側の皮膚を切開し、二重まぶた、皮膚の折り返しを調整することで眼瞼下垂の仕上がりを整える修正手術です。皮膚だけの操作・調整ですので術後の腫れや内出血などは非常に少なく、治療の難易度も低いです。

癒着の解除・組織の除去
前に受けた眼瞼下垂の手術でできてしまった組織の癒着やハンコンの処理をする修正手術です。癒着は細かく、癒着というのは、組織同士が引っ付いている状態です。それをメスや剥離剪刀などハサミで丁寧に剥がして引っ付きを剥がします。必要に応じて余分な組織なども取り除きます。
癒着は程度にもよりますが、難易度が高かったり、最初の手術よりも強い炎症を引き起こしますので、かなり強い腫れを考えておきましょう。手術時間も長くなる可能性があります。

眼窩隔膜の再固定
眼瞼下垂の手術は、眼窩隔膜に切開を加え、前転させて瞼板に3ヶ所固定するのですが、再固定は最初に固定していた糸を外し、再び眼窩隔膜を引き出して前転させた状態でしっかりと瞼板に固定する方法です。

横走靭帯の解除 など
横走靭帯というのは、眼球に対し横方向に走っている靭帯があるのですが、横走靭帯そのものが周囲の組織と強い癒着を引き起こして、まぶたの開きに悪影響を及ぼしている場合もあります。横走靭帯を無処置で眼瞼下垂の手術をしてしまう医師もいるのですが、やはり状態によっては横走靭帯の処理をすることでまぶたの開きがスムーズになることがあるので、状態に応じて横走靭帯に切開を加えて強い癒着を解除します。

このように眼瞼下垂の再手術の術式にはいくつかの手法があります。また、上記の術式をいくつも組み合わせて再手術する場合も多いです。

眼瞼下垂の再手術には上記以外にもいくつか適切な術式はありますので専門医としっかりとご相談することが大切です。

再手術を受ける時期・タイミング

[ 基本は3〜6ヶ月 ただし、状態によっては早急な修正が望ましいことも ]

再手術はいつでも受けて良いということではありません。受けるタイミングというのは非常に大切です。状態によっては眼瞼下垂の2、3日後に受けることが望ましい再手術もあれば、半年程度の時間間隔を開けて再手術を受けることが望ましい場合もあります。

眼瞼下垂の手術によって術後より組織間の癒着、炎症を引き起こしますので、一般的には眼瞼下垂の手術を受けて3〜6ヶ月後に再手術を受けることが望ましいです。
どのタイミングで再手術が望ましいかということは、主治医が行うのですが、場合によって、術後から明らかな左右差があったり、しっかりと目が開かないなどの症状がある場合、時間を開けて再手術するのではなく、組織間の強い癒着引き起こす前に、早いタイミングで再手術を行う場合もあります。

実際に眼瞼下垂の再手術を受けたいと希望される方は、できる限り早期の修正手術を希望されるのですが、癒着や炎症が残っているままでの再手術をより強い炎症を引き起こし、想定外の場所での癒着を引き起こすリスクにもつながるため、主治医の意見をしっかりと聞いて確認しましょう。

眼瞼下垂の修正手術に関するさまざまなご質問

Q&A

眼瞼下垂の修正手術に関するいろいろなご質問をまとめました。是非、参考にして下さい。

Q:修正手術を受けるのは、手術を受けたクリニックですか?それともクリニックは変えるべきなんでしょうか?
A:基本的にはやはり眼瞼下垂の手術を受けたクリニックで受けることをお勧めします。「失敗した=下手」は必ずそうとは言えません。眼瞼下垂の手術は筋肉を操作する難易度の高い治療です。また、瞼を開ける癖によって影響するものですので、「下手=失敗」でないということは理解しておくべきです。どんなに技術が優れていても過矯正などは絶対に避けられません。
Q:修正手術というのは無料で受けることはできるんですか?
A:無料で再手術を受けることができるかどうかはクリニックの契約内容、補償内容で違ってきます。再手術についてどこまでの再手術が無償でできるのかは、眼瞼下垂の手術を受ける前にクリニックに確認しましょう。
気をつけることは、口約束は絶対にダメです。通常、手術の申し込みの際に渡される説明用紙に補償のことについて書かれています。口約束は結果的に「言った、言ってない」の無意味な争いで、あなた自身が傷つくことになりますので必ず確認しましょう。
補償について説明用紙に記載がない場合、カルテに一筆書いてもらうということも一つの方法です。万一、嫌がったり、そんな心配なんて不要!という医師だけは要注意です。そんなクリニックで治療を受ける必要なんてありません。すぐに他のクリニックを探すことをお勧めします。
Q:眼瞼下垂の修正手術で再び失敗する確率はどれくらいですか?
A:基本的には失敗しません。確率というのはわかりませんが、私たちが調査したクリニックのアンケートでは修正手術が多いクリニックでも1割程度です。ただこの1割には本当に細かな修正も含まれるので、びっくりするような失敗やトラブルというのはそこまで多くはないと考えて良いでしょう。
そもそも二重まぶたの整形が下手な医師は「眼瞼下垂の手術」を行なっていない場合も多いです。
Q:修正手術はどんな方法が良いんですか?
A:眼瞼下垂の修正手術というのは、人それぞれ違います。まぶたの開きが悪い、もっと見開かせたいなどの希望に応じるには、再び挙筋前転法を行いますし、単に皮膚を調整するだけで満足できる場合もあります。
ですのでどんな方法が望ましいか?という質問に答えはないと言えるでしょう。
Q:保険で受けた眼瞼下垂ですが、再手術は再び保険で手術できるんですか?
A:保険で受けた眼瞼下垂の場合、目が開かないなどの症状でしたら再度保険での治療を受けることができる場合が多いと思います。しかし、多くのケースで目の開きは改善しているが、見た目をきれいにしたいという要望等は全て保険外での治療となります。

どうして再手術

再手術を受ける理由
  • 期待していた効果を得られなかった
  • 左右差が著しい
  • 希望している仕上がりと違う
  • ギョロメなど過矯正によるトラブル
  • 傷跡が目立つ など

眼瞼下垂の失敗による再手術・修正手術

加齢によって再発して再手術

再手術の方法

再手術といっても理由が違えば、手術方法も違います。単に皮膚の微調整で済むこともあれば、再びまぶたの開きを調整したり、手術によってできてしまった癒着を解除するなど再手術の内容は人ぞれぞれ全く違います。

再手術を受けるタイミング

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