眼瞼下垂は再発する可能性、リスクはどれくらいあるのか、やっぱり気になりますよね。ここでは眼瞼下垂の再発のリスク、再発してしまった場合の対処法、再発しない・させないための日常生活での注意点についてご紹介しましょう。
眼瞼下垂の再発のリスク
眼瞼下垂の再発ですが、再発という言葉に対する認識の違いで、再発はあるともないとも言えてしまうんです。
それってどういうこと?と思うでしょう。
まず、眼瞼下垂の手術「挙筋前転法」というのは、眼窩隔膜と瞼板とを糸で3ヶ所(2ヶ所の場合もある)しっかりと固定します。一般的にこの糸の固定が緩むということはないでしょう。さらに組織同士の癒着を引き起こしますので眼瞼下垂の術後に再発するということは考えにくいです。と言うよりも無いといって良いでしょう。
しかし、再び眼瞼下垂の手術が必要になる方もいるんです。それはなぜか?
どれだけしっかりと固定していたとしても加齢によっていずれは緩んでくるものだからです。数ヶ月といったスパンで緩むと言うことは考えにくいのですが、数年先ということで考えると再び緩みが生じまぶたが開けにくくなるということはあるものなんです。しかし、それは再発ではなく老化と捉えるべきでしょう。
それを再発と表現する方もいるようなので表現がややこしくなってしまうんです。
│加齢による再発
誰だって老化は進行します。瞼の皮膚や筋肉も同じこと。いくら眼瞼下垂の手術をしたからといっても手術は一度リセットするだけのこと、術後から老化は常に進んでしまうものです。そのため眼瞼下垂の手術というのは一生ものの治療じゃありません。
数年後、十数年後には再び筋肉や皮膚はたるみを生じ、瞼は開けにくくなるでしょうから、気になる方は再び眼瞼下垂の手術を受けることが良いでしょう。再発と老化は別で考えないといけません。
│一般的な再発
再発というのは、眼窩隔膜と瞼板との癒着が緩んでしまったり、外れてしまうことです。通常は考えにくいのですが、固定がしっかりとされていなかったなど手術そのものに問題がある場合はもちろん再発する可能性を否定することはできません。あくまで医療側、医師側の問題と考えて良いでしょう。
再発した場合
万一、再発してしまった場合は再手術が必要です。放置していてもなんの解決にもなりません。
正、注意しないといけないのは、再手術と言っても再び筋肉まで操作する必要があるのか、それとも皮膚の調整だけで済むのかということで術式や難易度というのは大きく違ってきます。皮膚の操作だけであれば比較的容易ですが、再び筋肉までの操作となると癒着の程度によっては非常に困難な再手術となる場合があります。その場合、術後の腫れや内出血というのは最初の手術と比べ大き苦なってしまいます。
まとめ
再発の可能性があるからといって手術を受けないという選択肢はない。再発のリスクはあっても眼瞼下垂の手術を受ける意味は絶対にあるものです。