逆まつ毛の症状から治療法まで徹底解説!

逆まつ毛

逆まつ毛(内反症)

通常、まつげは外側に、眼球から遠ざかるようにして生えています。しかし、何らかの原因で内側、眼球に向かって生えてしまうことによって、まつ毛が直接眼球にあたり、涙や痛みが出てしまう場合があります。その状態を内反症(逆まつ毛)と言います。
逆まつ毛の状態を放置すると目の表面(角膜や結膜)に傷をつけてしまい様々な病気を引き起こす恐れがあるため、早めの処置・治療が必要です。

小さなお子さんの内反症は、まつ毛が眼球方向に向かって生えているため、自覚症状がない場合が多いので注意する必要があります。
また、高齢者の場合、まつ毛の生えている方向は良いのですが、加齢による皮膚のたるみなどによって瞼そのものが内反してしまうことによって逆まつ毛が悪化することがあるので注意が必要です。

逆まつ毛の症状

逆まつ毛は強い痛みだけではありません。下記のようにさまざまな症状を呈する場合がありますので注意する必要があります。

逆さまつ毛の主な症状
  • 目のゴロゴロ感
  • チクチクとした痛み
  • 目の赤み
  • 白眼の充血
  • 目やにが増える
  • 目のかすみ
  • 視力の低下

逆まつ毛(内反症)の種類・分類

睫毛内反

睫毛が眼球のほうを向いていて、眼球表面に直接当たってしまい粘膜に傷つけてしまいます。まぶしく感じたり、ごろつき、異物感、流涙などの症状を起こします。

治療

睫毛内反の場合、成長によって自然に治癒することもありますが、改善が認められない場合、強い症状を感じる場合は年齢に関係なく速やかに治療を推奨します。軽度の場合、糸で固定する治療ですので大きなダウンタイムはありません。しかし、糸かけで再発したり、睫毛の内反の程度が強い場合、皮膚を切除するHotz(ホッツ)法を行います。

目頭の皮膚がかぶさっている場合、目頭側の睫毛内反の改善のために目頭切開を睫毛内反手術(皮膚切開法)と同時に行うと改善効果もよく目元がはっきりして美容的にもお勧めです。

さまざまなご

Q&A

逆まつ毛(内反症)に関するさまざまな疑問、質問にお答えします。

どんな状態でも保険は使えますか?
内反症の診断が付き、医師が治療の必要があると判断した場合に保険対象として治療を受けることができます。しかし、クリニック(医療機関)は逆まつ毛の治療に対し保険外として扱っている場合もありますので事前に確認しておきましょう。
希望する二重まぶたにはしてくれるものですか?
逆まつ毛(内反症)の治療は病気としての治療ですので、症状の改善が治療目的ですのでどのような二重まぶたにするのかという希望は無理です。美容的な目的も含める場合は、美容整形として治療を受ける必要があります。