埋没法を受けた場合の過去の糸の処理について
3年前に埋没法による二重まぶたの手術を受けています。二重の幅が完全に消えたわけではないんですが、幅は狭くなってきているので今度は全切開で一生ものの二重まぶたにしたいと考えています。そこで心配しているのが埋没法で使った糸です。以前の二重まぶた(埋没法)の糸は残っているんですが、全切開を受けるときにその糸は取ったほうがいいんでしょうか?それとも残した状態で全切開の手術を受けた方がいいんでしょうか?
過去の糸はどうするの?
埋没法で掛け直ししたり、ラインが取れて一重瞼に戻ってしまった場合の糸ってどうすることが望ましいのか。
基本的には抜糸することをお勧めします。もちろん、残っている糸がゴロゴロ感や痛みなどの悪さをしなければそのまま放置したところで問題となることは基本的にはありません。しかし、糸と言っても異物は異物です。異物をいつまでも体の中に置いておくということは望ましいわけではありません。
抜糸する
気になる方は抜糸をすることをお勧めします。糸が残っていることで不安感を持っているとその不安が常につきまといますので、そのような場合は速やかに抜糸することが良いでしょう。
費用
基本的には何も問題なければ抜糸の必要性はありませんので費用は発生します。その費用はクリニックによって違いますが、相場としては埋没糸1本あたり1万円です。
メリット
- 糸がなくなることで気持ちが楽になる
- 感染や異物反応のリスクがなくなる
- 角膜などに対する影響がすべてなくなる
感染や異物反応といった問題を起こさなくなる。
デメリット
抜糸をするデメリットというのは、術後の腫れが出てしまうということ。また、内出血のリスクが高いため埋没法を受ける時には無かったダウンタイムが発生してしまう可能性が高い。
ポイント
基本的に、埋没糸の抜糸は評判や口コミなどを参考にせず、埋没法を受けたクリニックで抜糸することを絶対にお勧めします。その理由は糸がどのように固定されているか、どの位置に埋め込んでいるのかということがカルテ(診療記録)に残っていますのでより正確で負担の少ない抜糸が可能になるためです。そうすることで腫れや内出血のリスクは大幅に軽減します。
放置する
放置するということも選択肢の一つです。現段階で何か問題を引き起こしていないのであれば放置して様子を見るということも選択肢の一つです。
糸が悪さをするリスク
残っている糸がこの先何らかの悪さをするリスクというのは絶対にないとは言い切れません。糸に対する異物反応を引き起こしてしまったり、糸の結び目が解け、糸の端が結膜や皮膚表面に露出してきて角膜を傷つける可能性が残ってしまいます。
しかし、そのようなケースはごく稀なことですので掛け直したり、二重まぶたの修正などを受けないのであれば基本的には放置して様子を見ます。そうして何か症状を引き起こしたときにその都度対処していくということが一般的な対応です。
- 糸の結び目が皮膚表面に出てきてチクチクする
- 結び目が解け、先端が結膜側に露出して、角膜を傷つけてしまう
- 異物反応を引き起こし腫れや痛みが出てしまう
- 感染を引き起こし、腫れや痛みが出てくる など