挙筋前転法を徹底解説!

挙筋前転法

眼瞼下垂を治療する、手術の方法と言っても実際には挙筋前転法挙筋短縮法と言ったように数種類の治療法・術式があります。実際にはどう言った治療法が望ましいのかと言うことについては、瞼の皮膚の状態や瞼を持ち上げる筋肉の力、美容的な治療の場合、仕上がりの形によって違ってきます。
ここでは最先端の眼瞼下垂の手術「挙筋前転法」についてご紹介します。

きょきんぜんてんほう
前転法

– 最先端の眼瞼下垂治療 –
生理的な回復でまぶたの開きを改善できる!

挙筋前転法とは、眼瞼下垂の状態となっている状態(挙筋腱膜と瞼板の接続が緩んでしまって瞼をしっかりと持ち上げることのできない状態)を改善させる術式の一つです。
これまでの眼瞼下垂の術式は瞼を持ち上げる筋肉、眼瞼挙筋、ミューラー筋を直接切開したり、折りたたんで縫縮・短縮させることによって、瞼を開きを改善させていましたが、これらの方法は目の開きの改善という意味において非常に有効で効果的です。

しかし、挙筋前転法は違います。眼瞼挙筋を直接傷つけることなく瞼の開きを劇的に改善させることができる治療です。
眼窩隔膜を横に切開を加え、その断片を引き出して瞼板側に前転させて瞼板に固定する方法です。眼窩隔膜は眼瞼挙筋、ミューラー筋と引っ付いているため結果的に瞼の開きを改善させることができます。
ミューラー筋は自律神経に大きく関与しているため傷つけることによって何かしらの症状を引き起こす可能性がありますが、挙筋前転法は眼瞼挙筋、ミューラー筋を傷つけないためより生理的な改善ができるのが最大のメリットです。

挙筋前転法の実際

まぶた全体に麻酔をします。挙筋前転法の手術で痛いのはこの麻酔です。麻酔が効いてしまえば痛みを感じる心配はないです。次に皮膚を切開します。その際、眼輪筋や瞼板前組織も同時に切除し、眼窩隔膜を露出させます。眼窩隔膜に切開を加え下側の断片を引き下げて瞼板に固定します。固定箇所は概ね3ヶ所のようですが、状態によっては2ヶ所ということもあるそうです。瞼板への固定の際に痛みを感じることもあるそうですが、その部分は麻酔が効かない場合も多いそうです。 開きやすさを確認し問題なければ傷を縫合し手術は終了です。

挙筋前転法の最大のメリットと主な効果

挙筋前転法の一番のメリットはなんといっても生理的な改善。単純に緩んでしまったまぶたの持ち上がりを引き締めるだけなので、眼瞼下垂の手術が成功すればさまざまな症状の緩和・改善がみられるということ。挙筋短縮法(タッキング)のようにミューラー筋を切除するなどの障害を与える心配がないので極めて安全なのである。ただし、これはあくまで手術が成功するということが前提。不慣れな医師による適当な挙筋前転法ではトラブルを引き起こしやすいため要注意である。

挙筋前転法で得られる効果

眼瞼下垂の治療「挙筋前転法」の効果は瞼の開きが劇的に改善するだけではありません。これまで瞼を持ち上げる筋肉の過緊張によって生じてきた偏頭痛や肩こりなどさまざまな自覚症状を改善できるのも挙筋前転法なのです。

  • 目を大きくする
  • たるみを引き上げる
  • 二重まぶたになる
  • 目の奥の痛みの改善
  • 黒目を大きくみせる
  • 目力アップ
  • 偏頭痛の改善
  • 眼精疲労の改善
  • 瞼の開きを改善
  • 見た目の若返り
  • 慢性的な肩こりの改善
  • 不定愁訴の解消 など

このように挙筋前転法の効果はさまざま。若返ったり、キレイになるだけではないので非常にお勧めの治療法です。

挙筋前転法のリスク

挙筋前転法のリスクについてご紹介します。

一時的(短期間)なリスク

数日、数週間で落ち着く、消失するリスク

腫れ・内出血

腫れや内出血というのはほぼ全ての方に生じる問題です。腫れについては1、2週間、内出血については4、5日程度で消失しますので心配は不要です。

左右差

挙筋前転法の術後の左右差は腫れや瞼を開ける癖の影響によって一時的に引き起こされるリスクです。2週間以降まで改善しない左右差については修正が必要な場合もありますので主治医に相談しましょう。

不自然な状態

不自然な仕上がりと言っても状態によって違います。眼瞼下垂の手術の場合、新たに二重まぶたを作りますので、皮膚の折り返し部分に癖がつくまでに一定の時間がかかります。そのため仕上がりが不自然な状態が数週間持続することがあります。
また、過矯正による不自然な瞼の場合は放置しておいても自然になることはありませんので修正手術が必要になることがあります。

傷跡

傷跡は一時的に赤みが発生し不自然な色合いが持続してしまうことがあります。基本的には肌色に変化しますが、人によっては白い線の状態で落ち着くことがあります。いずれの状態でもあからさまに不自然なものではありません。

これらのリスクや問題点というのは時間の経過で解消しますのであまり心配する必要はありません。

修正手術が必要なリスク

時間をかけて様子を見ていても改善しない問題があります。その場合、修正手術が必要となることも理解しておく必要があります。修正手術の時期についてですが、術後早期に修正する必要がある場合と、数ヶ月後でなければ修正が難しい場合があります。

過矯正

過矯正(過剰に瞼が開いてしまう状態)は待てばそのうちに改善するということはありません。基本的には瞼板との固定位置を修正手術によって修復させることが必要です。

効果が少ない・無い

せっかく受けた挙筋前転法ですが、何かしらの理由で想定していた効果を得られないことがあります。その理由は、固定していた糸の緩みや固定位置のズレなどによるものです。

左右差

腫れによる左右差であれば、腫れが落ち着けば改善しますが、瞼板と眼窩隔膜の固定のズレなどによるものであれば修正手術が必要となります。

目が閉じない

これも過矯正と同じです。時間をかけて待つよりも修正手術で瞼板との固定位置を再設定する必要があります。

挙筋前転法のダウンタイム

ダウンタイムとは”日常生活への制限”のことを言います。挙筋前転法は瞼を切開するため強い腫れや内出血を引き起こします。多くの方はその期間、外に出ることを躊躇するでしょう。その期間をダウンタイムとお考えください。
医師の言うダウンタイムとは治療上必要とされる安静の期間のことを説明している場合も多いので注意が必要です。

挙筋前転法のダウンタイム:7日程度

術直後よりも当日の夜間から翌日にかけて強い腫れが出現します。腫れのピークは2、3日程度でその後徐々に改善していきます。内出血は翌日に出現し、4、5日程度で消失していきます。

黒い淵のメガネを利用することで腫れはかなりごまかすことができます。
術後の腫れは誰でも起こることですが、術後のケア一つで早く引かせることもできます。挙筋前転法の腫れは手術による強い炎症反応です。炎症反応を早く鎮めるには冷やすことと患部を軽く圧迫することです。術後1、2日は圧迫と軽めのクーリングを行いましょう。

挙筋前転法を受ける上での注意

挙筋前転法は医科向けの教科書に載っているし、一定の経験があれば誰でも導入できる手術。しかし、そこに大きな落とし穴がある。一部の美容外科医は適当な経験で教科書を読んで実践しているところも少なくない。特に大手美容外科なんかはろくな経験もない医者が指導医として君臨し、そんな技術のない医者から指導された医師もまた低い医療レベルでの技術が表面上正当な治療として挙筋前転法を実施している。しかし、患者からすれば「眼瞼下垂の手術=できる医師」として勘違いしても仕方ないのが現在の状況である。 また、信州大学の松尾教授が考案したからと言って、信州大学卒業の医師が同じように訓練を受けた訳ではない。愚かな医師のイメージ戦略に騙されるほど愚かなことはないのである。

挙筋前転法には匠の技術が大きく盛り込まれている!!

同じ挙筋前転法という術式であってもそれをおこなう医師で結果は大きく違うということを知ってほしい。眼瞼下垂の手術は教科書通りに実施すればどんな医者でも一定の成果を上げ、結果を出すことはできる。しかし、技術の高い医師と低い医師とでは仕上がりの自然さ、効果の持続、腫れなどのダウンタイムの短さに大きな差が生まれる。そこに匠の技の差が極端に出るもの。
例えるなら美容師さんの技術ひとつで一見同じようなカットに見えても、スタイリングの持続や髪の毛質感、傷み方が大きく変わってくるのと同じこと。髪なら伸びるまでまって美容師を変えれば済むが、美容外科ではそうはいかない。眼瞼下垂の手術を受けるには本当の名医を探しそこで受けることが重要なのである。

挙筋前転法の名医・おすすめクリニックのご紹介

さまざまなご

Q&A

眼瞼下垂の手術「挙筋前転法」に関するさまざまな疑問や質問にお答えします。
これから眼瞼下垂の診察や手術を受けようと考えている方はぜひ参考になさって下さい。

挙筋前転法の手術の傷跡は目立ちますか?
傷跡ですが切開する場所は二重瞼のライン上ですので目立つことはありません。目を開けている状態だと傷はわかりません。
挙筋前転法は再発することは無いんですか?
挙筋前転法の場合、中の固定の糸が緩んでしまったり取れてしまうと言うことはありませんので元に戻ってしまったり、などの理由で眼瞼下垂が再発すると言うことはありません。しかし、加齢よる変化というのは別です。誰でも年齢を重ねれば手術の有無に関わらず、瞼のたるみは出現します。眼瞼下垂の手術を受ければその時点でたるみのない状態にリセットできますが、そこから少しずつたるみは出現するということはご理解ください。
眼科、形成外科、美容外科。受けるならどこですか?
基本的には、眼科での眼瞼下垂の手術は「挙筋短縮法」、形成外科・美容外科では「挙筋前転法」が多いです。なので事前にクリニックに問い合わせをして主な術式について確認することをお勧めします。

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